ソらトぶゲーマー

 あ、さて、この一文を読んでいる人々は、今日も今日とてテーブルトークロールプレイングゲームに何かを求め、何だかよくわかんないけど今日1日楽しい日にしたいと、あ〜でもない・こ〜でもない、と、思いつつ、ゲームが始まるのを待っていることでしょう。
 そんなTRPGゲ〜マ〜様は、これから遊ぶ卓が決まりなんとなくその席に座り目の前にあるキャラクターシートなどを鉛筆で汚し、初っぱなの自己紹介が終われば使う言葉が限られ「能力値特技技能ダイス目判定値」ばかりとなりそれを断続的に喋りクライマックスになればそこに「ダメージ」などが追加されるぐらい。
 そんなこんなでその日のゲームが終わり「楽しかった」という巧妙な錯覚を胸に、今日という日をメモリーする。
 そう、そんなアナタ、そこの目の前のアナタ、そうそう「え?me?」と思ってるアナタ。そんなアナタに問いたい。
 本当の処は、心の奥底では、今日同卓した奴らに爪痕の1つでも、たとえそれが蚊に刺されたところに付ける程度の爪痕であってもいいから、残していきたい、そう思ってはいないか?
 方法は様々ですが、まずはやってはいけないところから。
 同卓の人々の話をろくに聞かず、ほかプレイヤーに関わってる振りして盛大に邪魔し、クライマックス寸前でどうでもいいことに長時間悩み展開を止める。なんてこと。
 そうすれば、アナタは同卓の人から、もう2度と一緒にゲームしたくない、カンベン。と、それらの人々に末永く記憶に残るでしょう。
 ・・・まともな方法を模索しよう。
 ここは1つ、様々なTRPG関連書籍や文献にある言葉の揚げ足を取りつつこんな処から見ていくと。
 TRPGと言うゲームは「想像力」が、大事だそうだ。と、いろんなところで言われております。
「想像力、OK、ワカタ、超十分ッスよ」と、ここで終わっては何かが違う。
「想像力」なんて漠然とした言葉だけで、何を納得した気でいるのか?
 でわ、この場この紙面をもって、この「想像力」って言葉を適当にぐりぐりイヂリ倒してみよう。
 いきなりどれほどの「想像力」が必要かと私見を述べれば・・・
「脳内に、3Dアニメ作成編集ソフトをインストールぶち込んで、TRPG上で語られた状況を再構築できる」
 ぐらいがいいんではないかい?
 実際はともかく、「これぐらいはいつでも出来てるぜぃ」という方々諸兄、以降は暇潰し以下の文字の羅列なので、もっと他の有意義な思索に時間を費やした方がいいとお勧めします。
 TRPGは、ゲームマスターが状況を説明し、それに応じた行動をプレイヤーが取るという感じで進んでいくのですが。
 例えば「夕方の午後4時半、夕日の差し込む教室で、クラス委員が1人、何か考え事をしている様子で三つ編みをいじっていた」なんて状況の説明があったとして、それがアナタの脳内ではどういった絵になってるのか?2Dのイラスト風か?それとも3Dの空間構築が行われているか?
 さて、件のクラス委員長、教室のどこにいる?どちらを向いている?アナタとクラス委員どっちが背が高い?そして互いの立ち位置は?距離は?
 そういった状況が見えてくるぐらいの状況が脳内に構築できているぐらいがいいと、言っておきます。
 そおですよぉ〜、書き割り背景の前にPCやNPCの上半身が見えている程度のイラストを脳内に描いてる程度では、3D展開している人と比べて・・・あぁぁぁ。
 良くも悪くも、普通のことを、普通に考え、普通にしゃべる、だけならそれで十分なのですが。
 TRPGゲーマーの試練はまだまだ続く。
 そ〜やって状況を3Dで構築した
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