求人:コーディネーターさん優遇

 前回のメカものオンリーコンにおいて、マスタースレイブ式操縦方法について与太話を垂れ流していましたが、今回は打って変わって、レバー・フットバー・キーボードによる操作についての与太話を諸々と。
 まずは、モビルスーツの操縦系統を参考に、そういった操作系のツッコミ処から。
 モビルスーツの設定資料集をつらつらと眺め思うことは、おおざっぱに見て戦闘機的な操縦はできそうな気がするのですが、複雑な運動、例えば手足白兵専用兵器を使った格闘戦があんなインターフェイスでできるのかな?と思うのです。えぇ、それぐらいシンプルな作りなんです。
 1例を挙げますと、初代ガンダムにおいて有名な1シーン「ガンダムVS黒い三連星」でのジェットストリームアタック周りのことなんですが、見るべきところは、ガンダムが先頭のドムを踏み台にするところとか、三機目のドムが、特攻してきた輸送機を組んだ拳で破壊するところなどなど。
 そのときのガンダムの動きといえば、ドムを踏み台にするほどの跳躍をしつつ至近距離のバズーカの砲撃をかわしつつ二機目のドムをぶっさり刺すところまでやっています。
 よく考えましょう。そこまでの動きを機械にさせるということは・・・単純にどうやったの?と、首を傾げてもおかしくないはずです。まさかコンマ以下の時間の中で跳躍回避攻撃のどれもイレギュラーの多い動きのモーションをレバーをガチャガチャやってえいや!とやってしまったのか?
 三機目のドムにしても、輸送機のコクピットを叩くだけなら、腕1本を振り下ろせばいいだけなんですが、両手の指を組んで拳をあわせそれを叩きつける・・・たぶん指を組むって、相当デリケートな動作だと思のですが。
 そんな人間だからなしえる高度な動きをマスタースレイブなしにどうやって行うの?
 さっきもありましたが、モビルスーツのコクピットは、多分戦闘機よりも単略化されたインターフェイスになってると思われます。
 戦闘機の動きは、ハリアーとか言う変化球はなにしても、とにかく移動、しかも前進あるのみで、上下左右に方向を変えるか、機体をロールさせる、その組み合わせなんです。そこには当然手足の動きはなく、首がどの方向に向いているかなんて、操作する必要はないのです。
 では、人の形をしたモビルスーツに、人に近い動きをとらせ、それも実戦に耐えうる質を持たせるには?
 まー手段の一つとして、そういったプログラムなりスクリプトを設定する。そんなところだと思うのです。
 てなもんで、基本動作を超えた複雑な身のこなしを瞬時にやろうとするなら、そういったスクリプトをボタンひとつで行う、というようにしとかないと、実戦では到底間に合わないものでしょう。
 さて、レバー・フットバー・キーボードによる人型兵器の操縦についてもうひとつ頭を悩ませている存在、ザフトのモビルスーツです。何であそこの機械はコーディネーターしか動かせないの?
 多分答えは、機体の動きをスクリプトにどこまで任せているかの程度によるのでしょう。
 話は変わりますが、世の中には「絶対音感」という能力があるといいます。絶対音感を持つと世界にあるすべての音が、その人の中では音階として表されるといいます。車の音や風の音、ちょっとした雑音までそのひとにとってはドレミのどれかになるというイメージでしょうか。
 仮にザフトのモビルスーツのパイロットの必須条件として、「絶対単位」という能力があるとしましょう。これは絶対音階の様に対象の寸法距離角度が、正確にイメージできる能力とでも言うべきでしょうか?
 例えば、モビルスーツの近くに立
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