TRPGがダンジョン高効率破砕システムを脱却した頃、「ドラマチックなことがしたい」と誰かが言い出した。もう少し専門用語よりに言い直すと「ロールプレイがしたい」という所でしょうか?
それが世間の流れと言わんばかりに、そのTRPGの欲求を、システムの方面から、叶えようという動きがありました。
ロールプレイがしたいという欲求を叶えるシステムは、ロールプレイ支援システムと称され、こんなことを行いました。
「ロールプレイをしたら、お得なポイントがもらえます」
この方式を個人的に「ロールプレイにおひねりが飛ぶ」と称しております。
この、おひねり飛ばしTRPGの理屈はこう。
ロールプレイをする→おひねりがもらえる→有利なポイントをためることに味をしめる→ロールプレイをする(以降ループ)
とまぁ、ロールプレイにご褒美が出ると言うことで、参加プレイヤーがロールプレイをしたくなるんだろうと、当時のデザイナーは考えておられたようです。
こうしてTRPGの世界にはロールプレイを使用とする人々が、ドッカンと・・・増えた気がしません。
まーこのロールプレイという遊び、できない人は徹底的にできないことなんです。
そう、人類に脊椎があると言っても、エラ呼吸はできないんです。鯖あたりに「人類は、未だ無様な肺呼吸しかできないのか?エラ呼吸の一つもできないとは何という下等生物か」と、言われても、できないことはできない。というぐらいロールプレイができない人はロールプレイができない。
現状は、そう。
その状況の中、ならばロールプレイでおひねりが飛ぶシステムは、ロールプレイ支援システムといえるのか?
う〜む、どちらかというと、ロールプレイすることでシステムが支援されていると見えるのは当方だけだろうか?
ロールプレイをすれば、おひねりが飛ぶ。当たり前のように見える手法ですが、見方を変えれば、ロールプレイが無いと、おひねりは飛ばない。
つまりはロールプレイがないと、システムの一部、おひねりをポイントとして活用する部分が全く機能しないと言うことです。
こんな状況で、ロールプレイ不全な人を放り込めばどうなる?
支援し損ねた。
・・・・もう少し、ましな状況を見てみましょう。
実際のゲーム運用状況、つまりはおひねりを飛ばす段のことですが、同じおひねりを飛ばすのでも「こいつぁー良いこと言ってくれるぜ!!」的な、超絶(ここまで行きませんが)よいロールプレイが見られたときに、ぺぃっと、出したいとは思いませんか?
クライマックス寸前の、シナリオが大きく動き、その流れが彼のキャラクターの一言ですべて決してしまうような緊張感の中、そう、シナリオ最大の見せ場のそのとき、びっしり完膚無きまでにキメキメなロールプレイが・・・本当はそんなときに、ぺぃっと、おひねりを飛ばすべきなのですが・・・。
そんな空気の中、ぺぃっと、おひねりがその場に飛ぶ。その光景、妙に興ざめするのは当方だけでしょうか?
いや、そもそも、見てて「スゲェー」と思うロールプレイなんかされたときは、おひねり飛ばすことなんて忘れて見ていると思うのです。
・・・本当に言いロールプレイをしているときにおひねりは、飛ばしにくいですねぇ。
現状、そんな状況があったら、後ほど落ち着いてから、まとめて束になったおひねりが飛ぶ。ということをしているようです。
蛇足の蛇足
お話は変わりますが、「傾向と対策」というのは、日本人の国民性なんでしょうか?
そう、試験を受けるとき、基礎や基本をある程度すっ飛ばして、傾向と対策で持っ
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