おとなショッカー

 今の時点で、RPGはその構造上、プレイヤーキャラクターには戦う相手が必要となります。つまりは敵が要ると言うことです。
 で、必然として発生するのが、「敵組織」。
そして敵組織を設定することをTRPGの世界観から見れば、TRPGの世界観をプレイヤーの間で同期させる道具となるともいえます。
 えぇ、例えば、某ファースト○ンダムを世界観とするTRPGがあったとしましょう。プレイヤーの陣営が○オン軍だとすれば、(ひねったシナリオでもない限り)今日のお相手は○球連邦軍だ!と、プレイヤーの皆さんは認識するのです。
(注:上記の伏せ字付き固有名称がよくわからない方は、以降の文章を読んでも理解できるところが少ないと思われます。読んでも時間の無駄〜ぁ)
 さて、昭和後半のヲタク的背景を知る人々は、「敵組織」という存在を、アニメーションや特撮作品で何度も何度も目にしてきた事でしょう。それも悪の権化として描かれた「敵組織」を。
 で、現在、多少なりと大人の事情を心得るようになると、そのとき見えなかった「敵組織」の粗が見えてくる。
 まともな大人なら、「そんな組織は存在不可能」と判断するところでしょうが、この文章をお読みの方々は、不可能を不可能で片付けるような事はしないでしょう。
 今回のお題は、大人の事情を駆使してそんな敵組織を成り立たせるには?と言うことなので、いい加減にやってみましょう。
 今回の「敵組織」のフォーマットは、タイトル通り「ショッカー」さんです。この古き良き組織が、大人の事情を駆使して現代に甦ったら・・・いいな。
 この組織の重要な点は次の通り、武力による世界征服が目的であり、戦力不足をカバーするため、戦力の強化はトンデモ科学に頼る!ってところでしょうか。
 ツッコミどころをつつき回して、更なるツッコミどころを作るような一文ですが、そこは生暖かいまなざしで見送っていただければ!
 まずはお金のお話から、
 いかに悪の組織といえ、お金がない組織は、氷付けのプラナリア並みに何も出来ません。
 「悪の組織なら、怪人と戦闘員に必要物資を強奪させれば済むのでは?」なんて声も出そうですが、北○の拳みたいなホロコースト世界じゃないんですから、お金で片が付くことでしたら、お金を使ってどうにかするのが一番ですよ。
 と言うことで、ショッカーさんの活動がうまくいくには、営業の方々のがんばりにかかっています。是が非でもスポンサーを獲得して貰いましょう。
 まぁ、営業職は専門外なんで何ともいえませんが、仮に世界征服を目指す団体のセールスポイントを挙げるとすれば、それがなされたとき、スポンサーのシェアは世界規模になりまっせ!かな?
 初っぱなで武力云々を言ってた割にそれかい!
 え〜、バトルとバイオレンスをお求めの方々、次です!
 悪の世界征服組織をやっていると、どこかでぶつかってくる存在が必ず浮上します。
 そう、正義の味方という変身する人々です。
 彼ら正義の味方の特徴と言えば、まず単身、もしくは少数団体であること、戦闘能力が跳び受けて高い個体が1体は存在していることでしょうか。
 一番困ったところが、悪の組織を見ると目の色変えて暴力的手段に訴えてくる所でしょうか
 悪の組織たるもの、そんな輩にもちゃんと対応しなければなりません。
 事情に通じている方がならご存じと思うのですが、この正義の味方という人々、どうも大人の交渉に乗ってくれる人々が圧倒的に少ない!お金を用意しようが、地位を提供しようが、名誉を約束しようが・・・だめなんですねぇ。
 だからといって圧倒的物量などな
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