今一萌えないシナリオの作り方壱 逆算
TRPGにこじれ、ゲームマスターという灰色の人生に足を踏み入れ、TRPGのシナリオを作成するという人生の谷底を選択された方々、ご健勝だろうか?
今から垂れ流す文章は、TRPGのシナリオをこれ書いてる存在がどのように作っているかの様子をゲロしようとしています。
そう、参加プレイヤーに喜ばれ、自他共にその日1日が楽しく有意義だったと言える・・・シナリオを作ってもらおうなどと、かけらも考えてはいない。
ただひたすら、ゲームマスターのゲームマスターによるゲームマスターのみのやりきった感(楽しいとは別物ですよ)を追求するためのシナリオ作成を、自らの体験を元に書いてみよう、という何ともハタ迷惑な文章です。
今回のテーマは、「逆算」
まずTRPGのゲームマスターにお伺いしたい。
ゲームマスターなる存在、何故ゲームマスターをする?
「プレイヤーの皆様に楽しんでもらうために・・・」
殴られる頭を用意しておいてください。イヌのカリン○ウを踏んできます。
そう、傲慢なまでに己の面白さを追求したシナリオの中には、何があるのか?それはゲームマスターの心理の中で、ふつふつと沸き立つ表現欲。
それがなければ、TRPGなんぞ家電の取説の棒読み以下。プレイヤーの楽しみだけのTRPGなんて、全身に砂糖を塗りたくった咬ませイヌでしょう。
シナリオ(ストーリー)を作るならば、何を見せたいのか?それをトップに持ってこないと、話にもなりません。(独断・偏見・私見)
さて、TRPGに関わるクリエイター諸氏、何を見せつけたい?
超イケてるNPCか?技巧ギミックをこらした戦闘か?それとも心を支配するほどの印象的なシーンか?
そう、プレイヤーに見せつけるべき欲望があるのなら、それをTRPGに載せ、全力で見せつけるといい。
ただそこには、多大な逆算が必要になってくる。
シナリオ、言い換えればストーリーを、君の欲望のために作り上げなければならない。作り方は、起承転結を行儀よく並べるという手法は無理。君の表現欲の核となる事象を中心に置き、それが表現できるよう「逆算」しなければならない。
何?そんなことは当たり前で、俺様はいつもやっている?
いやいや、おざなりに状況を整えたっぽくみせ、君の欲望をポロリしたって、見せられる側も興ざめ(それ以下)だろうし、何よりそれは君の(放送コード)を、何のひねりもなく見せてるだけに等しい。要モザイクということだ。
もう一度言う、シナリオ、いやストーリーを君の欲望のために作り上げよ。その光景、戦闘、NPCの存在のため、考える限りのネタを仕込み、整合性を与えなければならない。
それが君の欲望のための逆算。
少々昔話をすると、かつてアルシャードガイアと言うシステムを元に、「南山猫島のキセキ」というシナリオを作成したので、それを例に見てみると。
まずこのシナリオで何を見せたかったかと言えば、それはシナリオヒロインがプレイヤーにこう言います「なぁ、ワタシ、もう死んどるみたいなんよ」
この台詞を成立させるには、まずヒロインには何らかの形で死んでいただき、かりそめの生があること。ここから始まります。
以降は、このシナリオを成立させるための雑多な思考が並びます。お楽しみください。
ヒロインがかりそめに生きている状況その方法は、アルシャードガイアの奈落の力で何とかしよう。
ヒロインが死んでも死に切れない理由は?クエスターとしてある作戦に従事するが、作戦の失敗&取り返しの付かないほどのひどい結果となる。
奈落との取引、かりそめの生を得る代わりに一定条件の下奈落の使途へとなってしまう。
PCAPCBあたりは、その作戦と関わってもらう。
世界は西山猫島を中心として切り離された異空間となり、見かけはのんびりした離島なのですが。
状況の大元となった奈落のうにょうにょは、まだまだ健在であり、シナリオが想定通りに進めばラスボスになります。
シナリオ導入で、プレイヤー全ては手ひどいダメージを受けます。今後の伏線のためプレイヤーのシャードは、破損状態になってもらいます。まぁ、破損状態のシャード修復の鍵が、異空間西山猫島だったり。
そろそろシナリオ作成者でないと訳の分からない状況になってきましたが、このシナリオは、最重要NPCに「なぁ、ワタシ、もう死んどるみたいなんよ」を言わせるただそれだけのための物。
その一言のための整合性を出すため、システムにアルシャードガイアを選択し、アルシャードガイアにない設定諸々を考え出し補完していったのです。
ここからは、近視眼的思考。
すげぇシナリオの条件の一つは、ゲームマスターが強烈なまでに表現したい何かがぶち込まれていること。
ただ十分な用意諸々がなく、シナリオにただ乗っけただけでは、春先に(放送コード)を丸出しにするあんな感じの人たちと同じ。
表現者たるには、表現するオブジェクトのために多大なる準備が必要で、表現すべきことが異彩を放てば放つほど、シナリオ・ストーリー・ワールド設定に整合性を持たせるために様々な物を組み込み、充実させる必要があるのです。
仮に、シナリオが必要な整合性を持っていない場合どうなるか?その結果は、「よくわからない」「このシナリオで何をしたかったのだろう?」そして「納得いかねぇ」という顔をされて、チャンチャンと落ちが付きます。多分。
さて、この「いまいち萌えないシナリオ作成」次回のテーマは、「書く」と言うことで、あーだこーだと今回同様実用性皆無な文章を並べていきたいと思います。
今から垂れ流す文章は、TRPGのシナリオをこれ書いてる存在がどのように作っているかの様子をゲロしようとしています。
そう、参加プレイヤーに喜ばれ、自他共にその日1日が楽しく有意義だったと言える・・・シナリオを作ってもらおうなどと、かけらも考えてはいない。
ただひたすら、ゲームマスターのゲームマスターによるゲームマスターのみのやりきった感(楽しいとは別物ですよ)を追求するためのシナリオ作成を、自らの体験を元に書いてみよう、という何ともハタ迷惑な文章です。
今回のテーマは、「逆算」
まずTRPGのゲームマスターにお伺いしたい。
ゲームマスターなる存在、何故ゲームマスターをする?
「プレイヤーの皆様に楽しんでもらうために・・・」
殴られる頭を用意しておいてください。イヌのカリン○ウを踏んできます。
そう、傲慢なまでに己の面白さを追求したシナリオの中には、何があるのか?それはゲームマスターの心理の中で、ふつふつと沸き立つ表現欲。
それがなければ、TRPGなんぞ家電の取説の棒読み以下。プレイヤーの楽しみだけのTRPGなんて、全身に砂糖を塗りたくった咬ませイヌでしょう。
シナリオ(ストーリー)を作るならば、何を見せたいのか?それをトップに持ってこないと、話にもなりません。(独断・偏見・私見)
さて、TRPGに関わるクリエイター諸氏、何を見せつけたい?
超イケてるNPCか?技巧ギミックをこらした戦闘か?それとも心を支配するほどの印象的なシーンか?
そう、プレイヤーに見せつけるべき欲望があるのなら、それをTRPGに載せ、全力で見せつけるといい。
ただそこには、多大な逆算が必要になってくる。
シナリオ、言い換えればストーリーを、君の欲望のために作り上げなければならない。作り方は、起承転結を行儀よく並べるという手法は無理。君の表現欲の核となる事象を中心に置き、それが表現できるよう「逆算」しなければならない。
何?そんなことは当たり前で、俺様はいつもやっている?
いやいや、おざなりに状況を整えたっぽくみせ、君の欲望をポロリしたって、見せられる側も興ざめ(それ以下)だろうし、何よりそれは君の(放送コード)を、何のひねりもなく見せてるだけに等しい。要モザイクということだ。
もう一度言う、シナリオ、いやストーリーを君の欲望のために作り上げよ。その光景、戦闘、NPCの存在のため、考える限りのネタを仕込み、整合性を与えなければならない。
それが君の欲望のための逆算。
少々昔話をすると、かつてアルシャードガイアと言うシステムを元に、「南山猫島のキセキ」というシナリオを作成したので、それを例に見てみると。
まずこのシナリオで何を見せたかったかと言えば、それはシナリオヒロインがプレイヤーにこう言います「なぁ、ワタシ、もう死んどるみたいなんよ」
この台詞を成立させるには、まずヒロインには何らかの形で死んでいただき、かりそめの生があること。ここから始まります。
以降は、このシナリオを成立させるための雑多な思考が並びます。お楽しみください。
ヒロインがかりそめに生きている状況その方法は、アルシャードガイアの奈落の力で何とかしよう。
ヒロインが死んでも死に切れない理由は?クエスターとしてある作戦に従事するが、作戦の失敗&取り返しの付かないほどのひどい結果となる。
奈落との取引、かりそめの生を得る代わりに一定条件の下奈落の使途へとなってしまう。
PCAPCBあたりは、その作戦と関わってもらう。
世界は西山猫島を中心として切り離された異空間となり、見かけはのんびりした離島なのですが。
状況の大元となった奈落のうにょうにょは、まだまだ健在であり、シナリオが想定通りに進めばラスボスになります。
シナリオ導入で、プレイヤー全ては手ひどいダメージを受けます。今後の伏線のためプレイヤーのシャードは、破損状態になってもらいます。まぁ、破損状態のシャード修復の鍵が、異空間西山猫島だったり。
そろそろシナリオ作成者でないと訳の分からない状況になってきましたが、このシナリオは、最重要NPCに「なぁ、ワタシ、もう死んどるみたいなんよ」を言わせるただそれだけのための物。
その一言のための整合性を出すため、システムにアルシャードガイアを選択し、アルシャードガイアにない設定諸々を考え出し補完していったのです。
ここからは、近視眼的思考。
すげぇシナリオの条件の一つは、ゲームマスターが強烈なまでに表現したい何かがぶち込まれていること。
ただ十分な用意諸々がなく、シナリオにただ乗っけただけでは、春先に(放送コード)を丸出しにするあんな感じの人たちと同じ。
表現者たるには、表現するオブジェクトのために多大なる準備が必要で、表現すべきことが異彩を放てば放つほど、シナリオ・ストーリー・ワールド設定に整合性を持たせるために様々な物を組み込み、充実させる必要があるのです。
仮に、シナリオが必要な整合性を持っていない場合どうなるか?その結果は、「よくわからない」「このシナリオで何をしたかったのだろう?」そして「納得いかねぇ」という顔をされて、チャンチャンと落ちが付きます。多分。
さて、この「いまいち萌えないシナリオ作成」次回のテーマは、「書く」と言うことで、あーだこーだと今回同様実用性皆無な文章を並べていきたいと思います。
15/01/18 00:02更新 / 物