ハナミヅ
誰だって風邪を引く。くしゃみ、鼻水、のどが痛み、頭が働かない。それが風邪。だけどそんな時だからこそ神の視点が貰えるのかも。
そんなことより、TRPGキャラクターの強さについて、また、性懲りもなく、マンネリ化を気にせず、与太って見ましょう。
TRPGキャラクターに強さの理由がある場合、例えばそんなバイ菌が付いたとか、神仏超越的存在からそんな力を貰ったとか、実は元々人ではなかったとか、理由は様々。
そんな理由の中で、神仏高次元超越存在から力を(押しつけられた)賜った場合ですが、今ひとつ胡散臭く感じたことはないですか?それはどの辺から臭ってくるかというと・・・
その手の存在のことを「神仏高次元超越存在」と書くと面倒なので、以降「神仏」としましょう。どうです、胡散臭さ倍増でしょう。
さて神仏様が、世界平和のため一部の人々に力を授けたっぽいワールドとなってるTRPGですが、ぱっと思いつくところでは、アルシャードシリーズやブレイドオブアルカナといったところでしょうか。、セブンフォートレスもそれに近い気がする。
私見と独断を織り交ぜ、そのようなシステムでプレイヤーが行うことを考察すると、世界にはなんだか悪い人が居て、それがプレイヤーキャラクターと対極の存在ぽくって、そんなんを放置するとややこしくなるから、だからナントカしてくれって処でしょうか?
こう言うのって「勧善懲悪」という一言で済むお話なんですが、ちょっと待って貰いたい。
神仏でもない我々庶民様一般人様からすると、プレイヤーキャラクターの存在なんて、そりゃ有難いモンでしょう。
ゲームデータ的に見て我ら庶民様一般人様は、能力値なしのエキストラが普通。良くてヒットポイント1のモブなんて処でしょう。それが世界に仇なすややこしい存在NPCに何が出来る?
ワールドガイドとやらをナナメ読みしても、書かれているのは「プレイヤーは世界と人々を守れ」的なことを直接婉曲問わず書いてると思うのです。えぇ、世界も庶民様一般人様も守ってくれますよ、致命的被害者になってなければ。
人の視点ではこんな処のプレイヤーキャラクターですが、神仏視線になるとこれがどうなるか?
さてTRPGの神仏といえど、ボランティアだけではお腹が減る一方。底抜けにお人好しでも、度を超せば人類共々共倒れが待っているでしょう。
神仏から殴り合い能力をブーストされた人々は、神仏に対しどのような利益を出すことが出来るのか?
一つ思ったことは、プレイヤーキャラクターは、世界にとっての抗体ではないのか?そう感じちゃったわけです。
ムシのいいお話をすれば、全知全能の神仏様には不可能なんてないのだから、世界の不具合ぐらい(ここでは悪いっぽいNPC)御自分でひねってしまうのがいいのではないか、と思うのです。
それでも、世界を守るプレイヤーキャラクターが必要とされるのです。
理由の一つをこじつけるなら・・・例えば日本の冬、その負の風物詩にインフルエンザという物がありますが、アレはアレで感染するとやっかいな病気でございまして、出来ることなら自らの体に手を突っ込んでウィルスを引きずり出し、焼却したくなります。
とはいえ、そんなことは不可能なので、普通は体内抗体様にがんばって貰い、自然治癒でのたうち回るのが一般的な対処方法です。
TRPGといえど、ワールド全体が一つの生命体にたとえられるなら、世界を乱す存在をどうにかするには、抗体の活躍を期待するのが一番。神仏自ら手を下すということは、先ほどのインフルエンザの例を借りれば、インフルエンザを外科手術で治療するような物。やり方はブラック○ャック先生にでも聞いてください。
ケチで矮小なBoss的NPCを、神仏がどうにかしたら、天変地異以上の大災害が起きると言ってるのです。どっちが世界を乱す存在かわかったものではありません。
さて、正義の抗体プレイヤーキャラクターが居て、悪のウィルス的なNPCも居る。免疫って考え方をすると、一部の悪のウィルス的なNPCにも、ウィルス的な扱い以外の役目があるような気がするんです。
世界の敵とされている存在、ナイトウィザードならエミュレーター、ブレイドオブアルカナだと殺戮者、アルシャードなら奈落の使徒、と。
こいつらって抗体であるプレイヤーキャラクターにとって、予防接種や一部の乳酸菌の働きをしているって見えませんか?
TRPGには、ゲームバランスというメタなお約束がありまして、BossNPCなんかの能力は、プレイヤーキャラクターの団体を相手に殴り合いをして「ちょっとやべぇ」と思うぐらい追い込んでいただけるほどの実力があります(例外多数)。
でも、大概、悲しいぐらいに、BossNPCは、負けます。
もうそろそろ言いたいことがわかると思いますが、予防接種や乳酸菌なんかは、体内抗体やその役目に近い体内細菌にとって、ちょうどいい摸擬戦相手なのです。
プレイヤーキャラクターがBossNPCと殴り合いをやって、何とか勝ちをもぎ取り(例外多数)、経験値を得てプレイヤーキャラクターが強化される。数多居るBossNPCの中には、そういう役目を負わされた存在が少なからず居る。そう思えてなりません。
そしてそれを意味するがごとく、ナイトウィザードには冥魔が、ブレイドオブアルカナには魔神が、アルシャードシリーズには奈落の神々が、と、本来戦う相手が順番待ちをしております。えぇ、スペック的には、ヌルい戦いなんて期待できない相手ですね〜。
そりゃ、予防接種乳酸菌クラスのBossNPC相手に命を落とすプレイヤーキャラクターも居ますが、それはそれ、抗体なんて弱いと意味がありませんから、淘汰の名の下に消えて貰いましょう。あぁ、「この世は無慈悲で残酷であるとともに、神聖な美しさに満ちている(Byユング)」って事が実感できますね。
風邪を引いて、治りかける頃には、青っぱなが出てきます。ご存じの通り、それは抗体の死骸、病原菌と戦った戦死者の末路です。
今日も今日とて、神仏の力を借りて世界を守られる方々、BossNPCと戦い消滅してしまったあと、ハナミヅとして世界からポイされる物だと覚悟しましょう。
それでもがんばれ!ハナクソ予備軍!
22年5月会報掲載
そんなことより、TRPGキャラクターの強さについて、また、性懲りもなく、マンネリ化を気にせず、与太って見ましょう。
TRPGキャラクターに強さの理由がある場合、例えばそんなバイ菌が付いたとか、神仏超越的存在からそんな力を貰ったとか、実は元々人ではなかったとか、理由は様々。
そんな理由の中で、神仏高次元超越存在から力を(押しつけられた)賜った場合ですが、今ひとつ胡散臭く感じたことはないですか?それはどの辺から臭ってくるかというと・・・
その手の存在のことを「神仏高次元超越存在」と書くと面倒なので、以降「神仏」としましょう。どうです、胡散臭さ倍増でしょう。
さて神仏様が、世界平和のため一部の人々に力を授けたっぽいワールドとなってるTRPGですが、ぱっと思いつくところでは、アルシャードシリーズやブレイドオブアルカナといったところでしょうか。、セブンフォートレスもそれに近い気がする。
私見と独断を織り交ぜ、そのようなシステムでプレイヤーが行うことを考察すると、世界にはなんだか悪い人が居て、それがプレイヤーキャラクターと対極の存在ぽくって、そんなんを放置するとややこしくなるから、だからナントカしてくれって処でしょうか?
こう言うのって「勧善懲悪」という一言で済むお話なんですが、ちょっと待って貰いたい。
神仏でもない我々庶民様一般人様からすると、プレイヤーキャラクターの存在なんて、そりゃ有難いモンでしょう。
ゲームデータ的に見て我ら庶民様一般人様は、能力値なしのエキストラが普通。良くてヒットポイント1のモブなんて処でしょう。それが世界に仇なすややこしい存在NPCに何が出来る?
ワールドガイドとやらをナナメ読みしても、書かれているのは「プレイヤーは世界と人々を守れ」的なことを直接婉曲問わず書いてると思うのです。えぇ、世界も庶民様一般人様も守ってくれますよ、致命的被害者になってなければ。
人の視点ではこんな処のプレイヤーキャラクターですが、神仏視線になるとこれがどうなるか?
さてTRPGの神仏といえど、ボランティアだけではお腹が減る一方。底抜けにお人好しでも、度を超せば人類共々共倒れが待っているでしょう。
神仏から殴り合い能力をブーストされた人々は、神仏に対しどのような利益を出すことが出来るのか?
一つ思ったことは、プレイヤーキャラクターは、世界にとっての抗体ではないのか?そう感じちゃったわけです。
ムシのいいお話をすれば、全知全能の神仏様には不可能なんてないのだから、世界の不具合ぐらい(ここでは悪いっぽいNPC)御自分でひねってしまうのがいいのではないか、と思うのです。
それでも、世界を守るプレイヤーキャラクターが必要とされるのです。
理由の一つをこじつけるなら・・・例えば日本の冬、その負の風物詩にインフルエンザという物がありますが、アレはアレで感染するとやっかいな病気でございまして、出来ることなら自らの体に手を突っ込んでウィルスを引きずり出し、焼却したくなります。
とはいえ、そんなことは不可能なので、普通は体内抗体様にがんばって貰い、自然治癒でのたうち回るのが一般的な対処方法です。
TRPGといえど、ワールド全体が一つの生命体にたとえられるなら、世界を乱す存在をどうにかするには、抗体の活躍を期待するのが一番。神仏自ら手を下すということは、先ほどのインフルエンザの例を借りれば、インフルエンザを外科手術で治療するような物。やり方はブラック○ャック先生にでも聞いてください。
ケチで矮小なBoss的NPCを、神仏がどうにかしたら、天変地異以上の大災害が起きると言ってるのです。どっちが世界を乱す存在かわかったものではありません。
さて、正義の抗体プレイヤーキャラクターが居て、悪のウィルス的なNPCも居る。免疫って考え方をすると、一部の悪のウィルス的なNPCにも、ウィルス的な扱い以外の役目があるような気がするんです。
世界の敵とされている存在、ナイトウィザードならエミュレーター、ブレイドオブアルカナだと殺戮者、アルシャードなら奈落の使徒、と。
こいつらって抗体であるプレイヤーキャラクターにとって、予防接種や一部の乳酸菌の働きをしているって見えませんか?
TRPGには、ゲームバランスというメタなお約束がありまして、BossNPCなんかの能力は、プレイヤーキャラクターの団体を相手に殴り合いをして「ちょっとやべぇ」と思うぐらい追い込んでいただけるほどの実力があります(例外多数)。
でも、大概、悲しいぐらいに、BossNPCは、負けます。
もうそろそろ言いたいことがわかると思いますが、予防接種や乳酸菌なんかは、体内抗体やその役目に近い体内細菌にとって、ちょうどいい摸擬戦相手なのです。
プレイヤーキャラクターがBossNPCと殴り合いをやって、何とか勝ちをもぎ取り(例外多数)、経験値を得てプレイヤーキャラクターが強化される。数多居るBossNPCの中には、そういう役目を負わされた存在が少なからず居る。そう思えてなりません。
そしてそれを意味するがごとく、ナイトウィザードには冥魔が、ブレイドオブアルカナには魔神が、アルシャードシリーズには奈落の神々が、と、本来戦う相手が順番待ちをしております。えぇ、スペック的には、ヌルい戦いなんて期待できない相手ですね〜。
そりゃ、予防接種乳酸菌クラスのBossNPC相手に命を落とすプレイヤーキャラクターも居ますが、それはそれ、抗体なんて弱いと意味がありませんから、淘汰の名の下に消えて貰いましょう。あぁ、「この世は無慈悲で残酷であるとともに、神聖な美しさに満ちている(Byユング)」って事が実感できますね。
風邪を引いて、治りかける頃には、青っぱなが出てきます。ご存じの通り、それは抗体の死骸、病原菌と戦った戦死者の末路です。
今日も今日とて、神仏の力を借りて世界を守られる方々、BossNPCと戦い消滅してしまったあと、ハナミヅとして世界からポイされる物だと覚悟しましょう。
それでもがんばれ!ハナクソ予備軍!
22年5月会報掲載
11/03/31 00:31更新 / 物